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胚移植後の過ごし方

体外受精から妊娠判定まで約2~3週間。この間、どう過ごしたらいいのか悩んでしまいませんか?心配だからとネットで調べてみれば、都市伝説的な「やっちゃいけないこと」を目にしてしまう、何が正解かわからなくなることも…。
このページでは、その「正解」をお伝えします!

運動は妊娠率に影響しない!

アメリカ生殖学会(ASRM)の学会誌に発表された研究論文によると、体外受精・胚移植後に女性にセンサーを装着してもらい、日常生活の動きを調べたところ、生活での動きや運動の程度と妊娠率とのあいだに関連性は認められませんでした。

「あの時自転車に乗ったから?」「遊園地に行ったから?」と自分を責めてしまう人もいますが、それはまったく関係ないので安心してください。ただし、極端な運動…たとえばフルマラソンや長距離の自転車など、普通の状態であっても体が極度の疲労を感じるようなものは避けた方が良いでしょう。

[注1] 2014 Apr;101(4):1047-1054.e5. doi: 10.1016/j.fertnstert.2013.12.041. Epub 2014 Feb 10.  Association of physical activity in the past year and immediately after in vitro fertilization on pregnancy.

妊娠率を上げるために知っておきたい移植後の注意点

移植当日の入浴や水泳

入浴や水泳を避けるべき理由は2つあります。ひとつは、体温の急激な変化を避けるため。もうひとつは、雑菌の感染を防ぐためです。どちらも普段であれば体に良い影響を与えてくれますが、移植直後だけリスクを減らすために避けた方が良いでしょう。

移植当日~3日後の性行為

はっきりとした理由はわかっていませんが、胚移植直後の性行為が原因となり妊娠率が低下したという報告もあります。性行為を行うことで子宮が収縮すると血の巡りが悪くなって受精卵を排出してしまう可能性が。またデリケートな状態なので子宮に雑菌が入りやすく、炎症が起きやすいからだと考えられます。

タンポンの使用

移植からの24時間は、雑菌に感染しないようにとくに注意すべき必要があります。炎症の原因になるので、デリケートな場所に長時間触れるタンポンの使用は避けた方が良いでしょう。

飲酒・喫煙

アルコールやタバコの有害物質は胎児や母体となる妊婦さんの体に悪影響を及ぼします。アルコールによって、生まれてくる赤ちゃんに先天性異常の原因になる可能性が。またタバコは血流を悪くするため、お腹の中の赤ちゃんまで充分な血液を届けられなくなります。
早産・流産の危険性が高まるので、妊活中のお酒やタバコは控えましょう

不安が強ければ運動を控えてゆっくり休むのもおすすめ

適度な運動や乗り物を楽しむなど、日常生活の範囲内であれば体外受精に影響はありません。しかし「どの範囲までの運動ならOK!」というラインが明確に決められているわけではないので、判断に迷って不安を感じる人もいるでしょう。後悔してしまうような行動は後々のストレスになります。
たとえ妊娠率に影響がなかったとしても、些細なことが気になってしまう時期ですから、「妊娠できない理由は、あの時無茶したからかも」「あれをしなかったら妊娠してた?」と思ってしまうこともあるでしょう。不妊治療にストレスは大敵。自分の性格やストレスの度合いに合わせて、この時期だけ運動を控えてゆっくり過ごすのが一番かもしれません。ただ妊活が思うように進んでいなかったとしても、あなたの行動のせいではないことをお伝えしておきます

妊娠しやすい体を作るために知っておきたい知識は、移植後の過ごし方以外にもまだあります。ここでは着床率を上げる方法や子宮内膜を厚くする方法をご紹介。正しい知識や今できることを押さえて、心身ともにストレスの少ない不妊治療の参考にしてくださいね。

黄体ホルモンを補充して妊娠しやすい環境作り

黄体ホルモンと妊娠しやすい環境作りについてみていきましょう。

妊娠しやすい子宮を作る黄体ホルモン

女性ホルモンには、黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)の2つの種類があります。いずれも卵巣から分泌されるホルモンですが、卵胞ホルモンは妊娠に備えて、赤ちゃんのベッドとなる子宮内膜を厚くする役割を持っています。

一方、黄体ホルモン(プロゲステロン)は「母のホルモン」と呼ばれることもあるホルモンで、妊娠を継続させる上で大切な役割を果たしています。具体的には、受精卵が子宮に着床するための準備をし、子宮内膜が妊娠中もいい状態で安定して維持されるよう働きかける役割を持っているのです。

黄体ホルモン(プロゲステロン)が特に多く分泌されるのは、排卵後から次回の生理までの期間。この期間に黄体ホルモン(プロゲステロン)が十分に分泌されていないと、受精卵が着床しにくくなってしまいます。

プロゲステロン(P4)は、非妊娠時及び妊娠色に黄体より分泌されるホルモンである。一般的に、排卵後、黄体からP4の分泌が少ない場合には、子宮内膜の機能不全が起こり、妊卵が着床しにくく、たとえ着床したとしても早期に流産することから「妊娠を例率、維持するホルモン」と考えられている。

出典:(PDF)『卵巣性ホルモン補充周期における融解胚移植後の膣坐剤による黄体ホルモン補充療法』臨床薬理,25(1)1994 [PDF]

黄体ホルモン補充療法とは?

そこで、不妊治療時に妊娠しやすい環境づくりのために行われるのが黄体ホルモン補充療法です。

黄体ホルモンの補充療法は、ホルモン剤の投与や膣座薬、注射などにより補充されます。タイミングとしては、不妊治療では排卵後、黄体機能を維持するために行われることとなります。

黄体機能が欠如している患者における妊卵の着床、及びその後の生育には、P4産出能を有する胎盤が形成されるまでの期間、P4補充療法を行うことが臨床上不可欠である。しかし、P4は肝での初回通過効果を受けるため、経口投与ではほぼ無効であることから、その投与は筋肉注射剤に限られている。しかし、1日2回の筋肉内投与は患者に多大な負担(苦痛)をもたらすことから、奔放に変わる投与方法の確立が望まれている。そこで我々は凍結受精卵-融解胚移植を行った黄体機能欠如の患者に対するP4補充療法に膣座薬を適用したところ、良好な臨床成績が得られた

出典:(PDF)『卵巣性ホルモン補充周期における融解胚移植後の膣坐剤による黄体ホルモン補充療法』臨床薬理,25(1)1994 [PDF]

黄体ホルモン補充療法時の注意点

黄体ホルモン補充療法は、黄体機能が不全の方や、高プロラクチン血症などにより着床障害が起こっている場合に用いられるホルモン補充療法です。治療前にはホルモン測定を行い、着床障害の原因がわかっている場合に用いられます。

ホルモンの投与方法には、飲み薬や注射などがありますが、注射を受ける場合には、病院に通わなくてはならないため、日常生活にも大きな影響が出ます。そのため、膣に挿入する座薬も最近では開発され、不妊治療時の負担軽減にも貢献しています。

膣用座薬は、新鮮胚移植を受けた場合には排卵日から。凍結胚移植を受けた場合には、子宮内膜の厚さが十分になった頃から行われます。

妊娠12週頃になれば、胎盤が黄体ホルモンを十分に分泌できるようになりますので、それ以降のホルモン補充療法は必要ありません。膣用の座薬は、自分でも挿入することができますが、体温に近い温度になると溶けてしまいますので、特に夏場は冷蔵庫などに入れて、25度以下にして保管しておくことが必要です。

また、副作用として、眠気やめまい・不安・血栓症などが出る場合があります。使い始めてから体の異変や異常を感じた場合には、早めに医師に相談してみましょう。

また、薬を入れた後は、いつも通り生活していても大丈夫ですが、薬が体外に出てこないように、激しい運動や入浴などは避けた方がいいでしょう。

身体を整え、不妊治療の効果をアップ!大阪のおすすめ不妊鍼灸
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